○当事務所の理念
当事務所の代表である当職は、父親が小規模の個人自営業者(畳屋)でした。その父親は当職が高校生の時分に亡くなり、家業を廃業することとなりました。もし、父親が健在であれば、長男であった当職も家業を継いでいたことと思います。
当職は、幼少の頃から、腕の良い職人として夜遅くまで精一杯頑張る父親を見て、育ってきました。また、小規模の零細業者であるが故に、事業の資金繰り等で悩む両親の姿も見てきました。幼心に、「店を継いで親を安心させ、経営を安定させたい」という思いを強く抱いたことを覚えています。
しかしながら、父親が亡くなって家業が廃業となり、当職の思いはかないませんでした。
その後当職は、地方公務員として32年間奉職させていただきましたが、心のどこかに、「在野にあって、中小企業の役に立つ仕事をしたい」という思いが常に存在し続け、途切れることはなかったのです。
これは、「かつての父親のような、真面目でひたむきな事業者の方々を自分なりに応援したい」という思いに他なりませんでした。
そこで、若い頃に行政書士試験に合格していたこともあり、地方公務員を50歳で辞職して、中小企業支援を主業務に行政書士を開業することといたしました。